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2023年02月28日

3月3日は耳の日

3月3日は「耳の日」です。みなさん耳の調子はいかがですか、この機会にご自分やご家族のきこえについて考えてみませんか。


耳の病気には、ある日突然片耳が聞こえにくくなる「突発性難聴」や、耳の奥に炎症を起こす「中耳炎」「内耳炎」など、早めに治療しないと聴力回復が難しいものもあります。
また、耳の病気がなくても、大きな音を長時間、聞き続けることや、疲労や過度のストレスなどにより聴力に悪影響が出ることもあります。その中でも最近問題になってきているのがヘッドフォン難聴です。


耳から入ってきた音は、内耳の蝸牛という器官にある「有毛細胞」という細胞で、振動から電気信号に変換され、脳に伝わることで聞こえるようになります。しかし85ⅾB(自動車の騒音程度)以上の音を聞く場合、音の大きさと聞いている時間に比例して、有毛細胞が傷つき壊れてしまいます。有毛細胞が壊れると、音を感じ取りにくくなり、難聴を引き起こします。

ヘッドフォン難聴は少しずつ耳が聞こえにくくなっていくため、初期では難聴を自覚しにくいのが特徴です。耳が詰まった感じや、耳鳴りを伴う場合もあり、重症化すると聴力の回復が難しいため、そのような耳の違和感に気がついたら早めに耳鼻咽喉科の受診をすることが大切です。


WHOでは80ⅾBで1週間あたり40時間以上、98ⅾBで1週間あたり75分以上聞き続けると、難聴の危険があるとしています。

ヘッドフォン難聴の予防

WHOではヘッドフォンやイヤフォンで音楽を聞くときには、耳の健康を守るため次のことを推奨しています。

1、音量を下げたり、連続して聞かずに休憩をはさむ。

2、使用を1日1時間未満にする。

3、周囲の騒音を低減する「ノイズキャンセル機能」のついたヘッドフォン、イヤフォンを使用する。


なぜ3月3日が「耳の日」なの?
「33」が「みみ」と読めるから、「3」が耳の形に似てるからと何となく想像できますが、3月3日は電話の発明者であり、ろう教育者であったグラハム・ベルの誕生日ということもあるようです。
耳の日が制定されたのは1956(昭和31)年です。
難聴と言語障がいをもつ人々の悩みを少しでも解決したいという、社会福祉への願いから始められたもので、日本耳鼻咽喉科学会の提案により制定されました。
それから約50年後の2007年、WHOが3月3日を国際耳の日とすることを宣言しました。



ギルドでは3月3日「耳の日」にちなんで「きこえの相談会」を開催中!
(3月31日まで)


  
Posted by guild at 07:23Comments(0)